2022/11/02 18:19



最近あまり見なくなった鯛の尾頭付きです。昭和の結婚式ぐらいしか、拝んだことなかったですねぇ〜。

尾頭付きは、昭和の頃は、ビンボーだと、親が、「今日は尾頭付きが2匹だよ。奮発したんだからね」などと言って、見てみると、メザシだったりして、「なんだよ〜!今日もメザシかよ〜!」と言うと、「バッチリ働いてない人間が、何、贅沢なこと言ってるんだい。食べられるだけ幸せだよ」などと、母にやりこめられていました。


昭和だと、この「バッチリ」がよく使われましたねぇ〜。植木等氏も、「バッチリ行きてぇなぁ〜」などと言ってましたねぇ〜♪


父親の給料日前になると、晩飯はお粗末なものでしたが、25日になると、「今日は豪勢だねぇ〜。まるで盆と正月が一緒にきたみたいな食事だねぇ〜」と、ご馳走が出るので、「今日は、何かのお祝い?」って聞くと、母がにこやかに、「今日は、給料日なんだよ」と

当時の給料は、手渡しで、父親は勤め人(今なら、サラリーマン)だったから、袋のまま母に渡してました。だから、厚みがあると、「今月は、バッチリ働いたね」と言って喜んでましたね。

この日は特別で、父親は家で、ビールや日本酒をしこたま飲んでご機嫌になるのでしたね。


たまに父親が弘済会で、一杯引っ掛けて帰り、給料袋を開けて、少し使っちゃこともありましたねぇ〜。

弘済会って言うのは、駅にあるキオスクの前身で、立ち飲みをしている人が、夕方からたくさんいるのです。ワンカップを片手に、おつまみを頬張りながら、立ち飲みです。立ち飲みだから、すぐ終わるはずが、ちょくちょく通っていると、飲み仲間みたいなのができて、話しこんじゃって、30分のつもりが、1時間になり、1時間がまた伸びてみたいな感じだったようですねぇ〜。


思い返せば、昭和って、懐かしいものですねぇ〜

☝🏻😁👍🏻