2023/06/29 17:53
加太こうじ先生の『黄金バット』について、昔、先生に質問が寄せられたことがあった。
「昔、紙芝居で見た黄金バットとは違うのですが、これが本当の黄金バットでしょうか?」
こういう質問だった。割と多くの方が、疑問に思い、似たような声が出ていたのです。
「昔、紙芝居で見た、黄金バットのマントが、どうも違うんじゃないか?」
など、様々な、「違う」「本物じゃない」などの意見が出て来たのである。
元をただせば、紙芝居から始まった黄金バットは、書き手が沢山いて、その多くが年配者になり、加太こうじ先生が、多くの黄金バットの紙芝居の書き手の先輩たちに、了承を得て、世に送った作品なので、違っていても、仕方ないのである。
ところが、この現代においても、何故か?決着がついたのにも関わらず、同じようなことを言って、蒸し返して来る人もいる。
誠に残念なことでもあるが、記憶や思い出に残っている物が、違うと言うのは、仕方ないことではあるが、こういった経緯を知っていて、理解して言うのならまだしも、何も知らないような当時の声と同等に言う人がいるのには、驚かされた。
これはこれで、多くの方の心に刻み込まれている「黄金バット」なのです。
多くの問題を解決しながら、世に出た訳ですし、この形で落ち着いたのですから、今更、蒸し返す必要もないと思うのです。
アニメでも、これが一般的となっている以上、違うことを主張しても始まらないと思うのですね。
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