2025/08/15 14:22

1つ前に書いたブログ記事にもBCLについて触れたが、BCLブームに乗っかって楽しむには、やはり、ガイドがあった。




山を登るにも、山岳ガイドが必要なように、また、ファイナルファンタジーのゲームを攻略するには、攻略本が必須なように、BCLを始めるには、ガイドが必要なのだ。



と言っても、今の時代の世界の放送局ガイドではない。1976年のだ。


この当時、どのような世界情勢だったかの一端を知るには、BCLだった。



もちろん、海外放送であれば、外国語だろうと思われるが、アジア向けや日本向けの放送があり、日本語で、現地から放送しているのもあるのだ。



これなら、当時、小学生だった私でも、行けると思ったのだったが…BCLラジオ機器は高額だった…



でも、この『最新世界の放送局ガイド』一冊だけでも、見ているだけで、伝わって来るものがある。



古本なので、折れやシミなどがあるが、前に所有していた方が、実際にBCLラジオ機器を操っていたと感じる部分がある。知りたい放送局、聞きたい放送局のページの肝心な箇所には、マーカーで、線が記してあるからだ。

興味関心は、ここにあったのがわかっちゃうのだ。

これも楽しい。

まるで、スパイになったか気分にもなる。マーカーの部分に、どうして関心を持ったのだろうか?など、考えると、70年代の背景みたいなものが伺える。

世界の国は、資本主義と共産主義にわかれていて、日本にいて、どこの国の放送局にアクセスしようと、70年代に考えていたかが見えるからだ。



是非、70年代の伊吹を感じて欲しい。

初歩のラジオは今でもあるが、その別冊のガイドは、あの時代へタイムスリップさせてくれます。






受信報告書を送り、認定されると送られて来るベリカードも、掲載されているので、世界のベリカードは、どんな感じかも、知ることが出来る一冊です。



ベリカードは、ずっと同じではなく、絵柄が変わるので、現在と、70年代とは違うのも、魅力的です。



また、この中に掲載されている広告が、ハムやBCLの受信機器の広告が多く、見ているだけでも、数の多さや性能などに、心が躍ります。




是非、この機会に、この一冊をお求め下さい。